事業の背景
環境テクノス株式会社は地域の産学官のネットワーク組織KICS(北九州環境ビジネス推進会)やK-RIP(九州地域環境リサイクル産業交流プラザ)の運営に参画し、様々な事業に積極的に参加しているほか、ネットワークの活性化に向けた取組(自主的な研究会の開催やメンバーからの相談対応等)を進めたことにより、国内外に幅広いビジネスネットワークを形成することに成功しています。
海外展開については重点的に取り組んでおり、中国におけるビジネス展開では、日本本社で中国留学生を採用したのがきっかけで上海に進出するに至っています。
また、海外での事業の展開にあたっては、信頼の置けるパートナーを見つけることが重要と考え、K-RIPのネットワークに着目しました。
挑戦とK-RIPの有効活用
❶海外ミッションの活用し、現地に人脈を形成!
同社の鶴田代表取締役は、K-RIPが主催する海外ミッションに参加し、中国遼寧省の大連環境保護局や大連環境保護協会と徐々に人脈を形成します。そして、幾度も海外ミッションに参加する中で、中国遼寧省の大連環境保護局、九州経済産業局のサポートの下、大連理工大学とMOUを締結するに至りました。
その後、2011年6月、大連市に大連九州環境科技有限公司を設立し、現地にて、環境モニタリング、環境エンジニアリング、環境アセスメント、環境・エネルギーコンサルティングなどの事業を展開しています。
将来のヴィジョン
環境・エネルギーの規制強化が進む中国において、日本で培った環境総合コンサル技術を活かし、分析・検査、モニタリング、アセスメントを始め、環境に関する計画、評価、調査、エンジニアリング、メンテナンスと幅広い事業展開を図っていく予定です。
Topics
鶴田代表取締役は、2010年7月、K-RIP副会長として、山東省政府と環境産業交流にかかる包括的な合意文書(MOU)に調印しました。その後、2011年6月にK-RIP会長に就任し、同年12月の中国山東省へのビジネスミッションにて、山東省環境保護庁との間で、九州地域との個別具体的な交流プログラムの実施について、MOUを締結しました。この一連のMOU締結をもとに、現在、九州地域と中国山東省との間で様々な交流プログラムが実施されています。
同社はK-RIPのネットワークを活用するだけでなく、ネットワークの活性化、発展に向けて、投資を行い、共に発展しています。
(K-RIPを代表し、山東省環境保護庁と具体的な交流プログラムの実施にかかるMOUを締結)