九州経済産業局及び九州地域環境・リサイクル産業交流プラザでは環境分野の人的交流、企業間交流の活性化を目的として、毎月1回「エコ塾」を開催しております。
第51回となる今回のエコ塾では、前年度開催し好評を得ました環境配慮企業及び産業公害防止企業の取組を現場にて見学頂ける「エコ塾~環境企業見学ツ アー~」を開催いたしました。

 

【開催日時】平成23年8月3日 12:00~18:30

 

【参加人数】 約20名

 

【訪問企業】

株式会社エコウッド 代表取締役社長 石本 康治 氏

 概 要:

建築現場や工場などから排出される廃木材と廃プラスチックを原材料に生産される建築資材「エコMウッド」についてご説明いただきました。

当該製品は、原材料のほぼ100%がリサイクル材、廃材を利用しており、原材料から製品に至るまでの一連の生産工程を見学しました。

製品を間近で見ることができ、天然木材の持ち味を最大限に活かし、天然材と比べて耐久性にも優れ、天候や細菌、虫による食害などにも強いというメリットを併せ持った製品技術の高さに感動しました。

参加者の環境資源、環境産業の取り組みに対する理解力が増し、実際に工場見学することで目で見て肌で感じたことを率直に質問される場面が数多く見られました。

また、説明を通じて、従業員の方々の仕事への熱意と情熱を感じることができました。

         

  会社概要説明の風景      参加者に説明をする ㈱エコウッド 石本氏 

 

 

 

麻生鉱山株式会社 (エコノベイト響) 代表取締役社長 谷村 典孝 氏

概 要:

感染性医療廃棄物(手袋、包帯、ガーゼ、点滴セット、注射器、シャーレなど)について、高周波滅菌(EDT)という技術を日本で初めて導入した企業であり、当該技術を用いて滅菌処理を行った後は、固形燃料や金属、ガラスなど素材ごとに分別され再資源化されていく過程についてご説明いただきました。

再資源化された製品はセメント工場等で燃料や原料の一部として使用されますが、その燃料となるサンプルを触りながら、ガラス張りの会議室から見える医療産廃物の破砕処理施設は印象深く、積極的な質問が数多く飛び交い、参加者の関心の高さを伺い知ることが出来ました。

   

質疑に回答するエコノベイト響 谷村氏