• 九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(K-RIP)と九州経済産業局は、平成25年10月7日(月)から12日(土)の日程で、マレーシア(マラッカ州、セランゴール州、クアラルンプール)へ環境関連企業など22企業・団体、総勢33名(団長;鶴田暁K-RIP会長:環境テクノス社長、顧問;廣實郁郎九州経済産業局長)を派遣します。

 

  • 今回の環境ビジネスミッションでは、環境に配慮された都市計画を進める(※)マレーシア・マラッカ州政府の政府組織「マラッカ・グリーンテクノロジー・コーポレーション」とK-RIPが、環境産業交流を通じて相互発展を目指す「基本合意書(Letter of intent, 以下、LOIと称す)」に署名する「締結式」を開催します。

 

  • 本締結式には、マラッカ州側から、ダトゥク・ハロン州首相、ダトゥク・ユノス大臣(文部・高等教育・科学・グリーンテクノロジー・イノベーション担当大臣)など州政府トップが出席され、ダトゥク・ハロン州首相と廣實郁郎局長の立会のもと、LOIの署名が行われます。

 

  • 締結式の後、ビジネス交流を促進するべく、「記念セミナー」を開催するほか、「商談会」、「企業視察」、「政府関係者との意見交換会」などを開催し、九州の環境関連技術・製品等の導入によるマラッカ州の環境問題の解決、交流拡大に向けたプログラム等について提案、議論していく予定です。

 

  • また、セランゴール州にあるマレーシア・プトラ大学との「研究交流」にかかる意見交換、クアラルンプールで開催される大規模環境見本市「IGEM2013の視察・商談」、「パームオイル工場の視察」等を実施します。

 

  • なお、ミッション期間中の「商談会」では、日本企業10社がマラッカ州の企業、セランゴール州の企業等と計50件(見込み)の商談を実施予定。今後、K-RIP、ジェトロ、九州経済産業局等が、成約に向けて総合的にサポートしていく予定です。

 

(※)マラッカ州は、グリーンテクノロジーシティ構想を推進中。2013年4月、インドネシア・マレーシア・タイ首脳会議において、マラッカ市が環境都市開発地域に指定されている。

 

【交流背景】 

K-RIPは、K-RIP会員企業から東南アジアへの海外展開支援についての要望を受け、2012年度にASEAN地域の市場調査を実施しました。

2012年12月にマレーシアに交流調査ミッションを派遣し、環境ニーズや交流ニーズの調査を実施しました。

その後、マレーシア現地政府機関等との意見交換を踏まえ、環境に配慮された都市づくりを新たに進めるマラッカ州政府と意見交換の機会を得て、2013年7月にマラッカ州政府団を招聘しました。そして、九州の先導的な取り組みの視察、意見交換等の結果を踏まえ、両地域の環境産業交流を進めていくことで大筋合意しました。

今回、10月には、両地域の環境産業交流にかかる基本合意書に署名をし、今後、交流プログラムについて議論、実施していく予定です。

 

【LOI締結式概要】 

署名者:(九州側)K-RIP会長 鶴田 暁 氏

(マラッカ州側)マラッカ・グリーンテクノロジー・コーポレーションCEO

MRKAMARUDIN(カマルディン)BIN MD SHAH 氏

■立会者:(九州側)九州経済産業局長 廣實郁郎 氏

(マラッカ州側)マラッカ州 州首相 ダトゥク・ハロン 氏

 

基本合意の主な内容等

(1)官民を含めた経済交流

(2)投資機会における情報交換

(3)ビジネスミッションの相互派遣

(4)交流促進に向けた会議やセミナー等の開催

 

プレス発表資料「マレーシア環境ビジネスミッション」