【ご案内】令和6年度 K-RIP記念講演

日頃より九州環境エネルギー産業推進機構(K-RIP)の活動に、ご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
令和6年度の記念講演は、経済産業省 産業技術環境局 地球環境対策室 地球環境問題交渉官 木村 範尋 氏より「気候変動ビジネスの動向について」をテーマにご講演頂きます。皆様にとりまして大変興味深いものになると期待しております。
是非ご参加いただけますようお願い申し上げます。

【記念講演】

経済産業省 産業技術環境局 地球環境対策室 地球環境問題交渉官 木村 範尋 氏

「気候変動ビジネスの動向について」

〔講演概要〕

気候変動に対応するため、温室効果ガス排出削減をする「緩和策」だけではなく、既に起こりつつある気象災害の影響を防止し軽減する「適応策」の強化が求められています。今後、特に途上国において、気候変動への適応策のニーズは益々高まると予想されております。経済産業省では、日本企業が自社技術・サービスを活用して海外（特に途上国）で適応策を講じることをビジネスチャンスと捉え、日本企業の海外における適応ビジネスを推進しています。

具体的には、日本企業が有する適応技術のグッドプラクティス集を作成して国内外にPRするとともに、経産省と国連ハビタット福岡本部が連携したSUBARU（SUstainable Business of Adaptation for Resilient Urban future）イニシアティブを通じて、アジア太平洋地域の地方自治体と日本企業のマッチングを進めるなど、普及・啓蒙に取り組んでおります。しかしながら、普及・啓蒙の次の段階として、日本企業は途上国の気候変動適応策へ貢献する技術を有しているにもかかわらず、海外展開において国際機関の資金や民間資金を動員することが大きな課題となっております。

講演では、こうした適応ビジネスを巡る動向や経済産業省の取組についてご紹介いたします。