日本を含む先進国は、高齢化の進展、勤労人口の減少等から、今後、大幅な経済成長は難しいと考えられています。
こうした中、富裕者層向けの市場ではなく、途上国市場、中でも今後大きく成長することが見込まれる非富裕者層、特にBOP層(Base of Pyramid)と呼ばれる層への市場開拓が注目されています。
しかしながら、BOP層は、従来の日本企業が得意とした高機能・高付加価値のモノづくりを特徴とする事業戦略、ビジネスモデル、イノベーション戦略で臨むことが厳しい市場と言われています。
このため、K-RIPをはじめとする地域産業支援機関は、中小企業が途上国の非富裕層の市場開拓・参入を進めるにあたって、その課題の把握、対応策を検討することを目的として、支援機関、専門家、BOPビジネスに挑戦する企業等からなる研究会を設置いたしました。
本研究会は、本年度4回開催する予定であり、9月24日(月)に第1回目の研究会ならびにキック・オフ セミナーを開催しましたので、別添のとおり報告します。