11月は、「あなたの知らない?リサイクル」と題して、リサイクル分野の企業様にご登壇いただきました。幅広い事業の紹介が行われ、ご参加頂いた方々からは、大変有意義な時間だったとのお声をいただきました。
【日時】11月5日(水)
講演会 17:00~18:30 交流会 18:30~19:30
【場所】 福岡合同庁舎本館 1階 九経交流プラザ
アクセスマップ: http://www.kyushu.meti.go.jp/aboutmeti/access.html
【参加費】 無料(交流会出席の方は500円/人)
【参加者】 講演会50名 / 交流会24名
【プログラム】
一部登壇者に変更がございます。
第1プレゼンテーション
テーマ : ~我が国初の官民一体となった取組み~
「北部九州を中心とする“地域循環型古着リサイクル事業”について」
講演者: 株式会社エヌ・シー・エス 取締役 浅野 秀雄 氏
(北部九州・古着地域循環推進協議会 事務局)
~プレゼンターによる概要紹介~
現在、個別リサイクル法が制定されていない「衣料品」については、年間約100万㌧強の廃棄量が有るにも係らず、リサイクル率はわずか10%弱という状況であり、「回収・処理・再利用用途」の課題が衣料品のリサイクルが進まない大きな要因となっています。
本事業は、自動車生産拠点の至近である北九州市において、各種自動車用内外装材等の原料と成り得る古着を回収・リサイクルし、そのリサイクル原材料を再利用した製品等を、北部九州自動車メーカー等へ安定供給する、「環境と経済成長の両立」を図る事業であり、我が国初の官民一体となった「古衣料リサイクル事業」です。今回はその事業のご紹介をさせて頂きます。
第2プレゼンテーション
テーマ : 使用済み蛍光管のリサイクル事業の紹介及び水銀条約に伴う蛍光管リサイクルの動向
講演者: 株式会社ジェイ・リライツ 環境技術開発部長 増本 耕平 氏
~プレゼンターによる概要紹介~
当社は、可能な限り元の原材料に再資源化するとともに、これら再生原料を使用した再生蛍光管の製造等により、付加価値の高いリサイクルを目指して、使用済蛍光管のリサイクル事業を実施してまいりました。今回、使用済み蛍光管のリサイクル事業紹介、蛍光粉からのレアアース回収事業及び研究内容について紹介いたします。また、水銀条約に伴う水銀廃棄物適正処理検討が政府機関で行われており、そのなかで蛍光管の処理の今後の動向についても紹介いたします。
第3プレゼンテーション
テーマ : リサイクル分野での産学官連携の必要性
~北部九州地域でのリサイクル技術開発例として~
講演者: 北九州市立大学国際環境工学部エネルギー循環科学科 教授 大矢 仁史 氏
~プレゼンターによる概要紹介~
北九州市は、八幡製鉄所の創設以来、日本の重化学工業の中心地として繁栄した反面、公害問題に苦しんできました。その公害問題を克服し、最近は地球環境問題にも積極的に取り組んでいます。
その一つとして、北九州エコタウンがありますが、これは3R、リサイクルを推進するために1997年に国内初の認定を受けたものです。このように、北九州市を含む北部九州地区では、リサイクルに関心を持つ企業が数多くあり、それを支援する公的機関も数多く存在しています。
筆者はこのような恵まれた環境の下、リサイクル技術開発を産官学連携によって推進してきました。ここでは、その経験によるリサイクル技術開発例を紹介し、同時にリサイクル分野での産官学連携の有用性について解説します。
ショートプレゼンテーション実施者
今年度から、試行的に交流会でショートプレゼンテーションの時間を設けております。
今回は4人の方にご登壇いただきました。
日本システム企画株式会社 政所様 「自社PR」
FVM協会 奥田様 「大代交流会のご案内」
九州経済産業局技術企画課 金山様 「産業技術オープンデーのご案内」
九州経済産業局環境対策課 栢田様 「拡大版エコ塾inくまもとのご案内」
【写真】
㈱NCS 浅野様 ㈱ジェイ・リライツ 増本様 北九州市立大学 大矢様
講演風景 交流会風景
日本システム企画株式会社 政所様 FVM協会 奥田様
九州経済産業局技術企画課 金山様 九州経済産業局環境対策課 栢田様